【観劇記録】露出狂

狭い舞台。流れるような展開。キャラの立った登場人物たち。そして、女性のみの役者構成というパッケージング。どこを切ってもそれらは柿喰う客の得手で、それら全ての要素が王子小劇場を柿喰う客のテリトリーたらしめていたように感じました。

どういったフレームワークに基づいて演劇組み立てていけば自分達の演劇になるのか重々理解している、そんな余裕にも似た力強さがありました。そういった強さがあれば例え「高校」「サッカー」なんてキーワードをまったく別のものに挿げ替えも判子演劇にならない気がします。要は次もその次も楽しみにさせて下さい、ということです。頑丈な骨組みみたいなものをうっすらと感じるからこそ、またあの劇団観に行こうって思っちゃうのかもしれませんね。

王子の猿山にて100分。ありがとうございました。

柿喰う客「露出狂」
@王子小劇場
2010/05/19(水) ~ 2010/05/31(月)

露出狂 | 柿喰う客 [演劇公演紹介] ★CoRich 舞台芸術!

【観劇記録】ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶

オサレタウン原宿にて。結構な昔のことになるが前回このラフォーレミュージアムに来たのはシュヴァンクマイエルを観るためだったと思う。そんな流れだけにやっぱりのオサレタウン原宿と何かしらの覚悟を決めての観劇。そして、チェリフィッチュ初体験。こんなにも評価されている団体を観るのだから解かったふうになろうオーラ全開でリキんでの観劇だったのだけれど、そんなリキみは必要ない感じだった。心地よい。

まったくもって嘘みたいな身体、ダンス、動きなんだけれど、まったくもって全体としては嘘を感じないという不思議がやっぱり嘘みたいな身体、ダンス、動きをもっともらしくしている。

のかどうか僕には分からない。だだ、あぁーこれがチェルフィッチュなんだ、という感動は確かに残った。たぶん、僕は演劇もコンテンポラリーも何となく知ったかぶったまま死んでいくだろうから、それが残っただけきっと幸せなんだと思う。半独立した3本の短編によって構成。ありがとうございました。

チェルフィッチュ「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」
@ラフォーレミュージアム 原宿
2010/05/07(金) ~ 2010/05/19(水)

ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶 | チェルフィッチュ [演劇公演紹介] ★CoRich 舞台芸術!

【観劇記録】パラデソ

タカハ劇団を観るのは2度目。

舞台美術が絶妙でした。居酒屋がそこにあった。というよりか居酒屋の角の席から他の客を眺めている感覚。最近「小劇場楽園」で観劇することが多かったからこそ、絶妙なさじ加減の舞台美術だと感じました。ああ、パラデソin楽園だったのか。今気づいた。

時計とかラジオとか、あと小道具いろいろの使い方が巧みで、それにご飯美味しそうだし、あの手この手で楽しかったです。ありがとうございました。

あと、全然関係ないんだけど、無人の受付に子猫がチョコンと頭を出したダンボールが置いてあって、じゃなくて、ダンボールからチョコンと頭を出した子猫がいて、衝撃の可愛さだった。何故居たのだろう。

タカハ劇団「パラデソ」
2010/05/02(日) ~ 2010/05/11(火)
@小劇場 楽園

パラデソ | タカハ劇団 [演劇公演紹介] ★CoRich 舞台芸術!

【観劇記録】アンポテンツ

初めてのチャリT企画。

自身のtwitterタイムライン上でやたら見かけたので興味を持って劇場へ。疲れず観られる不条理劇。twitterネタも飛び出すフランクさ。むしろtwitterネタがあったからタイムラインでよく見かけたのだろうか。サブリミナル的なプロモーション?ニューエイジ!「ゴドーを待ちながら」をひぃひぃ言いながら読んだ刺激中毒な自分でも、この「ゴンドーさんを待ちながら」は最後まで構えず楽しめました。安保闘争が不条理劇として綺麗に調理されていると感心。

90分。フライヤーも素敵。ありがとうございました。

2010/04/28(水) ~ 2010/05/02(日) チャリT企画「アンポテンツ」 @王子小劇場

アンポテンツ | チャリT企画 [演劇公演紹介] ★CoRich 舞台芸術!

【観劇記録】背伸び王(キング)

最新の音響設備を使用した公演だそうです。とても楽しかったです。

ほんと面白い。役者さん達が上手いわ、面白いわで、引っ張られて引っ張られて、不意打ちで 主題らしきものを叩きつけられて、やっぱり、そんならしきものなかったのかな、でも面白いな。って演劇でした。

テンポもすごく良かったです。75分。下北沢。ありがとうございました。

以下、公演内容とまったく関係ないですが、まったくではなく、それなりに関係ないのですが、
今回観た劇のお客さん参加の何かしらのパートでビビッと思い出してしまったのです。

先日、生まれて 初めてジャズバーなるものに行ってきました。ソファーにガーってなりながらグラスの中でほぼ水になったウイスキーの中で氷をカラカラやるために行ってきたわけです。実際は梅酒とか頼んでみたりして、あるわけないらしいのですが、何の恐れもなく梅酒を頼んだりしてみて、恥ずかしいなぁ、ソファーにガーっとか出来ないな、とか恐縮しておりました。店内はといえば、ブラジル系なシンガーの方とドラムの方以外、言ってしまえば、みんなオッ様なんだけど、ウェイトレスさんが目映く見える程、みんなオッ様だったですが、カッコいいのなんのって一体感がなんのって。良かったよかった、自分がオッ様になってもまだまだ幸せはあるぞ、と。ここに来ればいいんだろ?、と。

―とまぁ、この世には演劇以外にも幸せがあるのだぁと、損してたのかなぁと、僕の中に芽生えたアンニュイな気持ちは今日の観劇で何処かに行ってしまったわけです。あら、急展開。んー、上六行くらい要らないですね。何故ジャズバーなんて思い出したのかは観に行けばわかるかもしれません。明日まで。

2010/04/21(水) ~ 2010/04/25(日)
コマツ企画「背伸び王(キング)」
@小劇場 楽園

背伸び王(キング) | コマツ企画 [演劇公演紹介] ★CoRich 舞台芸術!